倉庫内でフォークリフトに衝突され、肩や肘などの怪我を負わされ、賠償金を得た例

事故内容

依頼者(50代男性)は倉庫内でカゴ車を運搬作業していたところ、他従業員の運転してたフォークリフトがカゴ車に衝突し、その結果、カゴ車を押さえていた依頼者は腕や肩などに怪我をしてしまいました。

約1年間の治療を経て、幸いにも後遺障害は残りませんでしたが、依頼者はその間の稼動ができず、経済的にも大きく不利益を受けていました。

依頼の経緯

事故直後に依頼者は会社を退職していましたが、その後、会社からは何の補償の申し出もなかったことから、依頼者は当事務所にご相談、ご依頼をされました。

弁護活動

他従業員の運転していたフォークリフトが周囲の安全確認を怠った結果、発生した事故ですから、会社の使用者責任は明らかでした(民法715条。そのため、会社に対して損害賠償請求を行いました。損害賠償の内容は、通院慰謝料、休業損害等です。

依頼者は勤務先会社の他にも仕事をしていましたが、事故後それらの他の仕事にも支障があり、休業損害が生じていましたので、その点が特徴的な事案でした。

会社にも代理人弁護士がつき、交渉となりました。

会社は、治療期間が不相当に長い、休業損害が不相当に高い、依頼者にも過失がある等と主張してきましたが、会社も訴訟となるのは避けたいようで、当方の当初請求額からは減額としましたが、任意交渉による和解に至ることができました。

結果

これまでの労災保険給付(約120万円)の他に、依頼者は会社から約260万円の解決金を得ました。

後遺障害はない事案であることに鑑みると、相当な額の賠償といえますので、依頼者にとってよい解決となったものと思われます。

 

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