老朽化した階段が崩落し転落・骨折し、慰謝料や休業損害の賠償金を得た例

事故内容

依頼者(30代女性)は業務として顧客宅を回っていたところ、顧客宅(2階)の外階段が老朽化しており、昇降中に崩落し、そのために地上に転落してしまい、結果、足の骨を折る大怪我をしました。

外階段には何の危険表示も注意喚起もない状況で、外観上、まさか崩落するとは予見できないので、事情を知らない依頼者にとってはおよそ避けられない事故といえるものでした。

依頼の経緯

勤務先会社は、速やかに労災申請をしてくれており、労災保険での治療や休業補償は受けられていました。また、会社に責任があるとはいえない事故でした。

ただ、事故現場建物の占有者(賃借人)や所有者(賃貸人)からは何の謝罪や補償申入れもなく、依頼者としては「これはおかしいのではないか」と思い、当事務所にご相談、ご依頼をされました。

弁護活動

幸い依頼者には後遺障害は残りませんでしたが、骨折による入院とかなり長期の通院治療を要しました。

そのため、入通院慰謝料と休業損害(依頼者は兼業主婦だったので主婦休業損害)等の損害賠償として270万円程度を建物所有者と建物占有者に請求しました。

そうしたところ、請求を受けた建物所有者から当事務所宛に連絡があり、結論的に請求全額を支払うとのことで、その日のうちに全額が入金されました。

結果

依頼者は労災保険からの休業補償給付とは別に270万円程度の支払を受けることができました。

後遺障害が残っていない事案であることを考えると、相当に高額の支払であり、速やかに解決できたこともあり、依頼者にとっては非常によい解決になったものと思われます。

労災事故に遭われて、お悩みの方はぜひ一度、ご相談なさってみてください。
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