倉庫内で他従業員が操作を誤ってハンドリフトから転落させたコンパネが直撃して負傷、勤務先会社から賠償金を得た例
事故内容
依頼者(30代男性)は倉庫内で、作業のために移動していましたが、他従業員がミスで転落させたコンパネの直撃を受けてしまい、腕を骨折するなどの怪我をしました。
他従業員はハンドリフトにコンパネを載せていましたが、ハンドリフトの操作を誤って、コンパネを転落させてしまったものでした。
約半年の治療を経て、幸いにも後遺障害は残りませんでしたが、その間、仕事を休まなければならない期間もありましたし、治療期間は身体の不自由さは相当なものでした。
依頼の経緯
依頼者は勤務先の仕事を続けてはいましたが、今回の事故について、会社からは何の賠償や補償の申し出もなかったことから、依頼者は当事務所にご相談、ご依頼をされました。
弁護活動
事故は、他従業員のハンドリフトの操作ミスによって発生したものですから、会社の使用者責任は明らかでした(民法715条)。
そのため、会社に対して損害賠償請求を行いました。損害賠償の内容は、通院慰謝料、休業損害等です。
会社にも代理人弁護士がつき、交渉となりました。
会社は責任を認めていましたが、なるべく賠償額を減らすべく交渉をしてきました。
当方も訴訟による解決の長期化は避けたい思いがあり、請求額からは少々減額したラインでの交渉妥結として、無事に任意和解解決となりました。
結果
これまでの労災保険給付の他に、依頼者は会社から約100万円の解決金を得ました。
何もなかったところに、慰謝料として、一定のまとまった金額を受け取ることができて、依頼者にとってよい解決となったものと思われます。
労災事故に遭われて、お悩みの方はぜひ一度、ご相談なさってみてください。
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